フィナンシャルプランナーの「なるほど住宅ローン」
第5回「資金計画の解決策その1」

☆主な登場人物
【FPさとう】
住宅ローンが専門のファイナンシャル・プランナー
【佐々木さん】
これから住宅購入をしようと考えて、FPさとうの事務所に相談にきたお客様。
職業 : 会社員 年齢 : 35歳
家族構成 : 奥さま、長男(5歳)、長女(3歳)
- FPさとう:
- この数字をもう一度見ていただけますか。
購入価格:3000万円 支払期間:30年 金利:2.5% の場合

- 佐々木さん:
- 300万円自己資金を増やせば、毎月の支払が 1万円以上少なくなるから 自己資金を増やそうってことですよね。
- FPさとう:
- そうです。その通りなんですが・・・ こんな考え方は出来ないでしょうか。
『 ローンの支払いを 12,000円増やすことができたら、自己資金を貯めなくてもマイホームを購入できる! 』
佐々木さんは、毎月 3万円の貯金を100カ月続けて300万円貯めるのと、家計の見直しをして月々の支出を 12,000円減らすのでは、どちらの方が楽だと思いますか? - 佐々木さん:
- そう言われると、支出を 12,000円減らす方が楽のような気がしますね。
- FPさとう:
- そうですよね。私もそう思うんですよ。 それに、ご家族にとっても 8年後に家を購入するよりも、今すぐ新しいお家に住めた方がいいですよね?
- 佐々木さん:
- もちろん!家内も子供たちも大喜びですよ!! 問題は 12,000円、いったいどこを節約すればいいんだろう・・・
- FPさとう:
- そうですよね。問題はどこを節約するかですよね。


- 佐々木さん:
- 食費を削るのは大変そうだし・・・ お小遣い減らされても困る・・・ 教育費は絶対に削れないし・・・
- FPさとう:
- 佐々木さんの言うとおり、食費や教育費はなかなかけずれないですよね。 では、保険料はどうですか?
- 佐々木さん:
- えっ!保険料を削るんですか? 『 住宅ローンを組んだら、保障を上乗せしておかないと万が一の時心配だね。 』 と家内と話していたところなんですよ。 それって大丈夫なんですか?
- FPさとう:
- はい。ちゃ~んと考えれば大丈夫です。 実は銀行で住宅ローンを組む場合、“ 団体信用生命保険 ” に加入することになります。これに加入すると、もしもローンの支払の途中でご主人に万が一のことがあったら、それ以降の支払いはなくなります。 新たに生命保険に加入するわけですから、現在加入している生命保険を見直して保険料を節約することは十分に可能ですよ。
- 佐々木さん:
- そうなんですか!なるほどね。
- FPさとう:
- それに、本当に万が一のときには“遺族年金”もありますから。
- 佐々木さん:
- 遺族年金ですか?
- FPさとう:
- はい。万が一の時に、奥さんと子供さんが今まで通りの生活ができるように国から支給される年金です。 “ 団体信用生命保険と遺族年金 ” という2つの保障が準備されているわけですから、足りない分だけを民間の生命保険で補えばいいわけです。 遺族年金の金額や奥様の収入によっては、保険料を大幅にカットできるかもしれませんよ。
- 佐々木さん:
- なるほど!それなら合理的に保険料を節約できますね。 12,000円も夢じゃないかも知れないですね。

万が一の場合、住宅ローンは団体信用生命保険で完済。生活費と教育費の保障だけあれば大丈夫です。遺族年金で足りない分だけを生命保険でカバーしようと考えれば、保険料を節約できる可能性大です。

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