フィナンシャルプランナーの「なるほど住宅ローン」
第2回「マイホーム購入の時期(金利編)」

☆主な登場人物
【FPさとう】
住宅ローンが専門のファイナンシャル・プランナー
【佐々木さん】
これから住宅購入をしようと考えて、FPさとうの事務所に相談にきたお客様。
職業 : 会社員 年齢 : 35歳
家族構成 : 奥さま、長男(5歳)、長女(3歳)
- FPさとう:
- 佐々木さんがマイホームを購入しようと思った “ きっかけ ” は何かありますか?
- 佐々木さん:
- 来年、長男が小学校に入学するので、その前にマイホームを持てればいいなぁ~と家内と話していたんですよ。それに、65歳まで働くとして・・・あと 30年ですから、そろそろ本気で考えようと思いまして。
- FPさとう:
- なるほど、そういうことですね。 佐々木さんのようにお子さんのことを考えて、 『 小学校入学前に! 』 とお考えの方は結構多いんですよ。お子さんの教育プラン ( 小学校 ⇒ 中学校 ⇒ 高校 ⇒ 大学 ) のことやご自分の仕事を考えて購入計画を立てるのはとっても大切なことだと思いますよ。 購入にあたって特に心配なことは何かありますか?
- 佐々木さん:
- はい、いくつか心配なことがありまして・・・特に心配しているのは自己資金のことなんですよ。住宅ローンに関する本を読んだら、 『 自己資金を購入価格の 2割以上準備 』 なんて書いてあったので・・・そのくらい自己資金を準備しないとやっぱりダメなんですか?
- FPさとう:
- 確かに自己資金は多いほうが良いんですが、無いからダメと言うわけではないですよ。購入価格+諸経費を 100% 融資してくれる銀行もありますから・・・ では、簡単に自己資金のメリットについて簡単に説明しましょう。

- FPさとう:
- 同じ 3000万円のマイホームを購入した場合でも、このように自己資金が 20% ある場合と、自己資金が 10% の場合では毎月の支払が 1万円以上少なくて済みますし、利息も 120万円くらい節約することが出来ます。

- 佐々木さん:
- すごいですね、支払う利息が 120万円も違うんですか!? 軽自動車 1台分くらいお得なんですね。 やっぱり、自己資金を貯めてからじゃないとダメかぁ~
- FPさとう:
- 実はそうでもないですよ。 これは、自己資金を既に準備している場合のメリットなのです。 これから、自己資金を貯める場合にはいくつか注意点があるのです。
- 佐々木さん:
- 注意点? 自己資金を貯めるのに注意点なんてあるんですか?
- FPさとう:
- はい。 これから自己資金を貯めるということは、当然お金が貯まるまでに時間が掛かります。“マイホーム購入を先延ばしにする”ということなんです。 先延ばしにした場合には、いろいろとデメリットが考えられます。 ひとつは金利です。 佐々木さんは、今後金利は上がると思いますか? それとも下がると思いますか?
- 佐々木さん:
- ん~そうですね・・・これ以上はもう下がらないと思いますので、将来的には上がるような気がします。
- FPさとう:
- そうですよね。じゃあ 5年後に今よりも 1% 金利が上がっている可能性ってあると思いますか?
- 佐々木さん:
- 5年先ですか・・・ 1% くらいだったら、上がっても全然おかしくないと思いますけど。
- FPさとう:
- もしも、 5年後に金利が 1% 上昇していたらこのようになります。

- 佐々木さん:
- えっ!? 自己資金が多くても全然支払い金額減ってない! 利息なんて 340万円以上も増えてる・・・軽自動車 3台分も・・・

- FPさとう:
- そうなんですよ。 毎月の支払を抑えるため、支払利息を減らすための自己資金なんですが、 お金を貯めている間に、金利が 1% 上昇してしまうとこういう結果になってしまうのです。
- 佐々木さん:
- 5年間で貯めた 300万円が水の泡って言うか、逆効果になるわけですね。
- FPさとう:
- 残念ながらそうなります。これが “ 先延ばしのデメリット ” ひとつです。
- 佐々木さん:
- あの~デメリットのひとつということは、もっと何かあるんですか?
- FPさとう:
- はい、実はデメリットが他にもあるのです。

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